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いつも、その笑顔で
第3章 新しい恋人

演奏が終わる


「よっ!!奈央!!」


「海斗、やっほ!!」

「もう来ないかと思ったよ!!」


「何でよ!!私は、レッドのファンでもあるんですよ~だ!!」

「そっか、さんきゅ、んで、その美人さんは?」

「あ!!彼女は長谷川藍さん!!大学の先輩で私と美咲の友達だよ!!」


「はじめまして。長谷川藍です。」


「ひゅゅ~っ」

ノリが口笛を拭く


「すげー綺麗な人!!彼氏いるんですか?」


「…いえ」


「なら、俺立候補!!」


「ノリ!!ダメダメ、あんたみたいな下品な人は、藍さんに合わないし~」

「てめぇ!!」

奈央の頭をスティックで叩く


「いたぁ~い!!ノリのばかぁ!!海斗~っ!!」

海斗に寄り添った


「よしよし!!」

頭を撫でてやる。


「なぁ、美咲に彼氏できたんだろ!!どんなやつ?」

海斗が奈央に聞いた


蓮も奈央を見た


「凄く優しくて、誠実で、いい人だよ、昨日から二人で旅行中だよ。」

「へぇ、もうそんなとこまで進んだのか。」


蓮が、出て行った


「蓮…」



「あいつ、まだ未練たらたらでさ…」


「そっか。」


「奈央さん、彼って、美咲さんの?」


「そう、元彼です 。」


「そう…」



「いろいろあったから」


「私、お手洗い…に」


藍も出て行く




外にでると、入り口付近に座る蓮がいた



「あなた、美咲さんの元彼なんですってね。」


チラッと藍を見るが、無視。


「ね?今度食事でもいかが?はい!!」

名刺を渡す藍


「…消えろ」




「連絡して。」



藍は、タクシーに乗り込んだ



「フフフ…」


不敵に笑う藍…
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