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第5章 思いがけない出来事

「先生!!赤ちゃんいつ産まれるの？」


生徒が聞いてくる


「来年だよ」


「男の子？女の子？」


「どっちかな。」


「女の子がいい!!」


「産まれたら遊んであげてね。」


「はぁい。」



子供たちは、素直で可愛い。




「お母さん、私ご飯作るから座ってて。」


「あら、ありがとう。」

カレーを作る美咲


蓮…カレー好きだったなぁ…。


「美咲!!電話よ!!」


「はぁい」



電話の相手は奈央だった


「奈央!!ひさしぶり!!元気？」


「うん。あのね、私海斗と付き合ってるの。」


「うわっ。ほんと？良かったねぇ!!」


「うん、今も海斗のマンションに居るんだ!!」


「美咲!!美咲俺!!海斗!!元気か？体調どうだ？」

「大丈夫、とても元気よ!!海斗…奈央のこと…よろしくね。あれで結構落ち込むタイプなんだから。」


「うん、わかってる、美咲は人の心配ばっかだな!」


「大切な人だから。」


「優しいな美咲は。代わるよ!!」


「美咲!!、私ね今幸せだから心配しないで。美咲今どうしてる？」


「ピアノ教室始めたんだ、自宅で。」


「えぇ、すごい!!美咲ピアノ上手だったもんね!!」


「だから、私なら大丈夫だから。奈央、幸せになるんだよ。」


「美咲～っ…うんっ…うんっ…ありがと。」


「じゃぁ、またね。」


電話を切る


「友達って…いいね」


「美咲、いい友達に巡り会えて良かったね」


「うん。」