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いつも、その笑顔で
第6章 小さなクリスマスプレゼント

街はクリスマスで華やいでいた。


奈央は海斗に会わないまま半月が過ぎた


一人街を歩いていた

スタジオの近くに来た…

しばらく周りを何度も歩いた…


「あなた何してるの?」

藍だ


「藍さん!!」


「入ればいいのに。」

「いいの。何となく気になっただけだから。それに、これ返しにきたの」

チケットだった


「それ…」


「藍さんから渡しといて…もう、私たちは、おしまい…」


「奈央さん…」


「じゃ、行くね!!」


藍にチケットを渡し奈央は走り出した


藍は、スタジオに急いで入り海斗にチケットを渡した


「海斗、奈央さん追いかけて!!」


海斗が走り出し奈央を追った


「奈央!!奈央!!」


「…海斗」


「あ…これも、返さなきゃ。」

海斗のマンションの鍵

「奈央…」


「私は、海斗を好きだけど…何もなかったとは言え他の男の人とホテル行ったのは事実だし…」



「奈央………ごめんな、苦しめて、でも謝るのは俺の方だよ。俺…真弓がストーカーに遭ってるって聞いて、気になって、蓮とノリに手伝ってもらって、何とか捕まえた。その後…真弓のマンションで真弓に挑発されて………つい、抱いちまうとこだった…けど奈央のこと思ったら飛び出してた!!本当だ!!信じてくれ!!それに俺、奈央じゃないとダメなんだ……奈央!!」


「海斗…」


「なぁ…俺お前を縛る気はねぇ…けど…一緒に暮らさないか?」


「海斗…?」


「ダメ?」


「海斗っ!!」


抱きつく奈央


「はぁ…奈央………奈央だ。柔らかい……」


「海斗…もう、嫌だよ…ちゃんと捕まえてて……よ…」


「奈央………うち、来いよ。抱きたい……」


「練習、途中で抜け出して来たんでしょ?戻って!!みんな心配してるよ、私ご飯作って待ってるから!!」


「奈央!!わかった!!」


「うん」


奈央と海斗は、そっと触れるだけのキスをした



奈央と海斗は同棲を始めた。
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