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私達が人間を辞めた日【外伝】 寿~孤独な支配者~
第8章 止まらない衝動
「脆い...」
気が付けば朝を迎え、何度目かもわからない射精をした俺は一人呟く。
数時間犯し続けた女はその体を痙攣させ...何度目かの失神をした。
やはり反応が無いとつまらない...そして完璧に心が折れてしまった後の諦め切った態度もだ。
立ち上がり服を着るとふと女の鞄に目を停めた。
何かの暗示にでもかかったかのようにその鞄を探る。
そして発見したのは女の携帯電話...履歴を確かめると、一番メールのやり取りをしている相手...そう、妹だ。
この相手が妹だという事は、そのやり取りの内容から容易に理解できた。
女は妹にひたすら励ましの言葉を述べている。諦めるなとか...自分がなんとかするとか...もう直ぐなんとかなりそうだとか...くだらない内容だ。
そんな事をしても何の見返りすら手に入らないというのに...
妹にも教えておいてやろう...弱い人間がどれだけ無様な仕打ちを受けるのかを...
その携帯電話で女を撮影する...頬を腫れさせ...上半身は俺の歯形にまみれ...膣内から精液を大量に溢れさせながら大の字になって失神している姿を...
そして妹のアドレスにその写真を送信して携帯電話を枕元に投げる。
「...愛華より...惨めな思いをしろ...」
俺は無意識に呟き、部屋を後にした。