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私達が人間を辞めた日【外伝】 寿~孤独な支配者~
第9章 危険な思考
この場所は裏取引に使われる人里離れた倉庫だ。
その中心に敷いたマットに全裸で拘束した美紅を転がし、同様に全裸である美樹が俺の足にすがりついている。
今日の最大の目的は美樹の目の前で美紅を犯す事...前回とは違い、もっと生々しく妹を使って美樹を虐げる事だ。
その先は考えていないが、電話一本で死体の回収役を呼ぶ事ができ、報酬等の根回しは既に済ませてある。
「ンンッ...ン...」
マットの上で恐怖の呻き声を上げる美紅。美紅の口は布とガムテープで塞いである。
悲鳴を聞くのは好きだが、この姉妹に意志疎通をさせてはつまらない...
拘束されていても後退りくらいはできるだろうが美紅がそうしないのは、勝手に動いたら美樹を痛め付けるという俺の言葉を鵜呑みにしているからだ。
俺の命令に従えば...生きて帰れるとでも思っているのだろうか...
「お願いします...何でもしますから...美紅だけは...」
再び美樹の懇願が響く...
まずは美樹の方で遊んでみるのもいいのかもしれない...
「お前が俺を満足させられるなら...妹の方は無傷で返してやる」
「はい!!満足させます...」
これは取引ではない...ただの余興だ。