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トラワレテ…
第7章 氾濫
リビングに行くと、コーヒーのイイ香りがする。



出てきたユリを見ると、


「ぷっ!ぶっかぶか…。」



笑いながら、Tシャツの肩口をずらし

上から胸元をのぞき込む馨。



「あっ!…もうっ!…///」


「ちぇっ…どーせすぐに脱がすけどねっ…」


裾をツマミ、めくりあげようとする馨に

防戦一方のユリ…。


あっけなく顕にされたお尻を、

むんず!と掴まれ悲鳴をあげるユリ。


ソファーへ逃げた馨を追いかける…。


(…もぅ…。子供みたい……///)


思わぬ馨の子供っぽい一面に、

ユリの頬が緩む。



いつの間にか、

追いかけていたはずのユリは

引き寄せられ捕まると、

ソファーに座る馨の上に跨るかたちで

座らされていた。



ユリの腕を自分の首に絡ませると、

お尻を鷲掴みながら

素知らぬ顔で話す馨。


「さてと…バタバタしてて決めてなかったケド…

連休のプランはいかがいたしましょうか?姫…。」


(////////////!ちょっと…!おしり…。)


身をよじるユリはそれどころじゃない…。



「…それ………誘ってる?

悪い子だなぁ………。」




馨の目線の先には

裾がまくれ上がり、顕になった白い太腿…。



図らずも、身をよじった事で馨を刺激したらしい。

おしりに当たる感覚がおかしい…。



「…ゃだ…。///////////////!」



腰を浮かそうとするユリを馨が逃がす訳もなく…。


綺麗な茶色の瞳はイジワルにキラリと光る。



「…決めた!」


「えっ…?なに…?」



「ユリがそんなに俺を煽るなら…

この休み中ずっと、

お前を堪能させてもらうからな…。」


「…なっ…!?」



上目遣いで見つめられながら

シャツの下の素肌を撫で上げられ、

反応するユリの躰は反撃を諦め、

馨の甘い悪戯に身を委ねた。



ユリのTシャツにアタマから潜り込む馨。


中からくぐもった声で



「いい眺めだよ…。」


そう言ってペロリと胸の谷間を舐める。



(休み中ずっとこの調子なの…!?

ホントに立てなくなりそう…///)


我が身の行方に天を仰ぐユリだった。























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