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オオカミ君のホンネ
第16章 運命の人
肇…強ッ!!
一発で吹き飛ばすとか…

染「肇ちゃん!なんでこんなとこにいんの?」

肇「…はあ……なんでって……うーんなんか来ただけ。それより!あんだよこの教師!!」

染「ソイツは」
森野「心理カウンセラーの森野です。なんだか染詠君が物欲しそうな顔してたんで、つい(笑)」

染「はい!?なに言ってんだよ!」

と、ここで肇が止めに入った。

肇「はいはい…お終い!あんた教師だろ?それに顔イイんだから、他の獲物なんて幾らでもいるだろ?」

うーんと顎に手を当てると、

肇「例えばキミ。コイツのこと好きでしょ?」
と1人の生徒を当てた。
その生徒は一瞬迷ったようだが、
はい、と頷いた。

(この学校ホモ多いな!

と心の中で突っ込んでしまった。

肇「……と、まあ別の獲物狙って頂けると嬉しいんですがね。」

と肇は言ったものの……

森野「フフッ…また戴きに来るよ。明日も代わりで来るからね。」

とスキップで去っていった。

染「えー……また会うのかよ…」

肇「……お前可愛いからな。
仕方ないだろ…。」

染「……あっそ…ん…ま、ありがと。」

と、まあ部活に向かったわけだ。
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