この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
オオカミ君のホンネ
第17章 三度目の正直
ナオside


ブロロロロロロ……

森野が染詠を引き取っていった。

幸也の隣にいた…晃とか言うヤツ……
あいつはかなり厄介者だろう。
幸也の右手を掴んでいたし、離された途端に「許さない…」って言ってたし…

「ありゃあ…幸也にベタ惚れだな」

幸也も幸也で優柔不断だし……

「本当に染詠のこと好きなんかね~…」

なんて考えてしまう。

幸「ナオ!」

(噂をすれば……幸也だ。

ナオ「……なんだよ」

幸「染詠は!?」

ナオ「森野が引き取っていった。」

幸「クッソ…遅かった……!」


幸也のオロオロしている姿を見ているとだんだんと苛々が募ってきた。

ナオ「お前が優柔不断だからだろ」

一度言ってしまうと止まらないもので言葉は出続ける。

ナオ「お前本当に染詠のこと好きなのかよ?」

幸「好きや」

ナオ「ならなんであん時翔のこと止めなかった?翔の行動分かってたろ。
お前がそんなにも優柔不断なら染詠は渡せない。」

幸「え!?ナオは染詠のこと好きちゃうんやろ?」

ナオ「大切な友達としてだ。これ以上染詠を傷つけないで欲しい。あいつ、こないだ母親に会ったみたいだし…本当はプールだって嫌いなのにお前が居るからって言ってた。染詠のことを離すな。それとも…晃が好きになったか?」

幸「んなわけあらへんッ!!」


…ここまで声を荒げるんだから、よほど好きなんだろう。

ナオ「なら、森野の家を明日訪ねろ。道のりは教えてやる。染詠に会って、話してこい。」

うんうんと首を振る幸也。の後ろに…

ナオ「…晃」
/182ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ