この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【SS】目が覚めたら…?
第27章 【ファン感謝】白雪姫 ②小人(ナツ)
 


 思わず逃げようとしたあたしの腕をナツは引き、大きな身体の中にあたしを入れて、ナツ特有の男の匂いであたしを惑わせる。


「捕まえた――」


 嬉しそうに、だがどこか超然と。


 ココア色の瞳は艶めいた熱を強めながら、あたしを覆い尽くそうと猛攻をしかける。


 そしてナツの手があたしの顎にかけられ、美しいその顔が傾き、あたしの唇はナツの唇に塞がれた。


 ちゅるちゅると音をたてて触れる唇の感触に、腰の辺りがぞくぞくして止まらない。

 ああ、赤ナツの時とはまるで違う、生きているかのようなナツの唇。


「しーちゃん、舌……出して?」


 抗えない。

 この甘く誘う声に。


 顔の角度を変えながら、ぴちゃぴちゃと音をたてて絡み合う舌と舌。


 これはなに?

 これもキス?


 忙しく荒くなる呼吸はどちらが先か。

 気持ちよくてたまらない。


「ん、んふぅ、んんっ」


「可愛い……しーちゃん。もっと深く、舌絡めて……」


 舌同様、腕を伸ばして抱き合う身体もさらに密着し、次第に相手のリズムに染まろうと、息に合わせて身体も揺れる。


 余裕無くして甘ったるい声を響かせれば、ナツの舌の動きが大胆となり、そしてまたあたしの声が大きくなって、悪循環――。


 なにこれ、足がガクガクする。

 
 崩れ落ちそうになるあたしをぎゅっと抱きしめて、そしてナツは唇を外した。


 紅潮してとろんとした顔は、凄絶に色っぽい。

 そのナツの唇から伸びた銀の糸があたしに繋がっている。


 恥ずかしくて顔をそむけたあたしを、ナツは許さない。

 あたしの顔を手で真っ正面に固定して、気持ちよさそうな悩ましい表情をわざとあたしに見せつけながら、彼はいつも押しつけていた腹の代わりに、質量ある彼の股間をあたしの秘部に押し当て、ゆっくりと回す。


「今度は、ナカでイカせてあげるよ、シズル」


 耳もとに響く誘惑の声音。
 
 その目が、捕食者のように瞬いたのを見て、魅入られたあたしの、下腹部の奥がどくっと呼応した――。


/779ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ