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【SS】目が覚めたら…?
第27章 【ファン感謝】白雪姫 ②小人(ナツ)
「よかった……。だったらしーちゃん、ちょっと腰浮かせて?」
ナツと距離が出来てしまうことが寂しい。
「ふふ、寂しいの? 大丈夫だよ、しーちゃん。両手出して?」
繋がれる両手。
それが嬉しくて微笑んでしまったあたしに、ナツは繋いだ手にキスを落とすと、今まで以上に勢いをつけて、ずんずんと腰を突き上げてきたんだ。
「ああ、なに、なに? ナツ、ナツ……っ」
「はぁはぁっ、僕の方がもっていかれそう…。ここでしょう、しーちゃんが好きなのは、ここをこうするのが」
ごりと強い刺激を加えられたその1点から、びりびりとした強い官能の奔流が生まれて、あたしは上擦った声で身をくねらせた。
「あ、ああ、そこ駄目……っ」
思考が曇るほど、気持ちよくてたまらない。
「――くっ、こんな、に、締め付けて喜んで、なにが駄目? ねぇ、しーちゃん、気持ちいい。やばいくらい、感じてる……っ」
興奮した互いから滲みでる淫らな粘液が混ざり合い、より快感を引き出すような激しい抽送に、あたしは嬌声を上げ続けた。
絶妙な部分に勢いよく突き上げられて、淫靡な音をたてて膣が擦られるのが気持ちいいと喜ぶメスの本性をさらけ出し、恥骨同士がぶつかりあうその激しさに身悶える。
繋がるまでに時間をかけて慣らしてくれたナツの淫技は、彼が仕事として誇りを持つほどに素晴らしいものなのだろう。
あたしはナツが初めてだけれど、ナツはどうなのだろう。
こんなに初心者を乱れさせるほどうまくて、初めてとは思えない。