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【SS】目が覚めたら…?
第28章 【ファン感謝】白雪姫 ③王子(モモ)
「だから、ここまでは……あなたは俺のものです。挿れなくとも……求め合う場所を直に触れあうことだけは……っ、譲れないんです!!」
悲痛な声とともに、ぬるぬるとした熱いものが、あたしの秘部をびくびくしながら動く。
「あなたは……、激しくあなたを愛してくれる人と結ばれ、子供を生んで幸せにならないといけない……。あなたにとって、俺とこうしたことは夢となっても、俺は刻みつけたい……。永遠に、あなたが俺を求めてくれた事実を、忘れたくないっ」
激しく愛してくれるひと?
「あっ、あっ……っ、んぅ……そんな、不確かな…っ、ひとより……」
眦から涙が零れたのは、サクラの動きが気持ちよすぎるからなのか。
それとも――。
「あたしは、サクラの子供が生みたい……っ」
口に出して気づく。
「愛されるのなら……サクラがいいっ。サクラが、そのひとになってよぅ…っ」
サクラが再度手であたしの両足をぐっと上に持ち上げ、隙間を強く擦り上げて、獰猛な動きを始めた。
「はぁぁぁん、あああ、サクラ、そこじゃ……ああ、気持ち……いい……っ」
「どうして、あなたはそんなこと……っ」
大きく動くのに、蜜壷には入らない。
きゅうきゅうしながら待っているのに――。
「激しく…あたしを愛して、よ、そしてあたしに子供を……」
その時――。
苦しげに顔を歪めさせたサクラが上体を起こし、あたしの頬に自らの頬を擦りつけてきたんだ。
はぁはぁと苦しい息をつきながら、触りたくてこうしたくて仕方が無いという、……子供の愛情表現のように。