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第2章 ついに当日、でも俺は

仕事を終わらせて帰り支度をしていると、三輪さんに声をかけられた。
「あの、西野さん…私、お返しとか期待してないです。あ、お疲れ様でした。」
それだけ言うと、またどこかへ行ってしまった。
三輪さんの気持ちは嬉しいのだが、今の俺では三輪さんとは付き合えない。
自分の気持ちにけじめをつけないと。
だけど、まだまだ吹っ切れそうにもない。