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性技のミカタ
第5章 調教!! 美月 紗綾
「…だって…近付いてくる男はみんな、私の身体が目的だったんだもの…美人で巨乳でスタイルの良い私とセックスする事だけが目的で…」

正義は思った。
『確かに紗綾は【美人で巨乳でスタイルの良い】女だが、自分で言うかぁ』と。

「…私の事を…理解したフリをしてるけど…結局…私の身体が目当てだったのよ…でも…私は違うっ!…」
当時の怒りの感情が甦ってきたのか、紗綾は正義のバイブ攻めで乱れた髪を掻き上げながら正義を睨みつける。

「…私は…科学者として認めて欲しかった…美人とか…巨乳とか…スタイルが良いとかじゃなくて…キチンと科学者として認めて欲しかったのよ…」
興奮の余り涙目になりながら、紗綾は訴える。

「…そりゃ…私にも悪いところはあったわ…」
少し紗綾のトーンが下がる。

「…チームの結束を固めるため…みんなに気を使って優しく接してしまったの…私みたいに美人で巨乳でスタイルの良い女に優しくされたら…どんな男も勘違いするわよね…『この女、俺に気があるんじゃないか?』ってね…」
紗綾は過去の勘違い男を思い出したのか、フッと鼻で笑う。

「…だから…自分の過ちに気付いた私は反省したの…男達が勘違いしないように…冷たく事務的に接する事にしたの…」
紗綾は何かが吹っ切れたように爽やかな笑顔になる。

「…みんなが私の事を『鋼鉄の処女』って…陰口を叩いてるのは知ってるわ…でも…それで良いの…」
正義には笑顔で語る紗綾が強がっている様にも見える。

『そういえば…』
正義は紗綾の態度からは角が取れて丸くなっている事に気が付く。
内に秘めたる淫乱の花を開花させ、紗綾にとってこの世で一番恥ずかしい表情である”逝き顔”を見られたという事が、紗綾の中で正義を近しい存在として受け入れる事になったのかもしれない。

『可愛い』
正義の前で過去の話をする紗綾の顔は憑き物が落ちた様に素直な女性の表情に変わっていた。
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