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性技のミカタ
第2章 悪の秘密結社
「ここまで来れば大丈夫じゃろう。止まって良いぞ」
老人の言葉に男は自転車を漕ぐのを止めブレーキをかける。
連動して、ブワァサッと老人の座っている荷台の下から大きな制動用のパラシュートが拡がる。

「何だよっ!これっ!殺す気かっ?!」
男は風圧で乱れた髪を整える事なく老人を怒鳴り付けた。
老人が改造した自転車は一漕ぎ300mまでは出なかったが、時速100kmは出ていただろう。

「おぬし、自分の名前は言えるか?」
男の怒りを無視し老人が真顔で訪ねる。

「えっ!?何っ?名前?いっ、言えるさ」
突然の質問に面喰らいながら男は答える。

「み、みかた、まさ、まさよし。そう、俺は御方 正義だっ!」
正義は誇らしげに胸を張る。

「よしっ!脳は改造されてないな」
老人は安堵の表情を浮かべる。

「脳?改造?何の事だ?さっきの手術室は何だ?俺は病気か!何で手術されてたんだ?じいさん、あんた何者だ?医者か?」
正義は矢継ぎ早に問いかける。

「順番に説明するから、焦るでない。儂は早乙女じゃ。国家機密の研究機関でバイオマテリアルの研究をしておる。儂の事は『博士』と呼べ。二度とじいさんと呼ぶな。こう見えても儂は偉いんじゃ」

「はかせぇ~?バイオマテリアルゥ?じいさん、いや、博士は何で俺を逃がした?あそこは一体、何なんだ?」

「あそこは悪の秘密結社、『Q#Purge』の基地じゃ」
「く?くぱ?」
「くぱじゃない。『くぱぁ~じ』じゃ」
「くぱぁ~じ?悪の秘密結社?何じゃそりゃ?」
「Q#Purgeは、街で美しい女性を拐っては洗脳し改造手術を施すんじゃ。そうやって作り出した改造女子を使って世界を征服しようとしておる」
「改造女子?世界征服?どうやって?」
「おぬしは、さっきから質問ばかりじゃのぉ。ついて来い」
歩き出す早乙女博士に遅れまいと正義も踏み出した。

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