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性技のミカタ
第2章 悪の秘密結社
「人工膣が、もう少しで完成するという段階で予算が削られ開発が頓挫したんじゃ。金が無ければ何にもできん。途方に暮れている儂にQ#Purgeが接触してきた」
後悔の念に駆られたのか申し訳なさそうな表情になる。
「悩める女性を共に救おうとか言って、言葉巧みに儂に近づいてきた。潤沢な開発資金を見せられて、とにかく人工膣を完成したかった儂は浅はかにもQ#Purgeの申し出に飛び付いてしもうたんじゃ」
博士は悔しそうに唇を噛んだ。
「どこから持ってきたのか、Q#Purgeの資金力は強大で金は使いたい放題じゃった。人工膣もすぐに完成し、形状記憶流体金属の精製と人工膣の生産ラインも完備されて人工膣はヴァギリングという名で量産されていったんじゃ」
博士の声が震え出す。
「Q#Purgeの研究所は離れ小島にあってのぉ、儂は軟禁状態じゃったが好きな研究を自由にできる環境に満足しておったが、ある時Q#Purgeの恐ろしい計画を知ったんじゃ」
博士の握った拳も声に合わせて震える。
「あろうことか、Q#Purgeはヴァギリングを埋め込んだ改造女子を使い政財界の大物や関係者をハニートラップにかけ性的虜にして日本経済を牛耳ろうと画策しておった」
興奮が絶頂に達した博士は、バンッとデスクを叩く。
「儂は隙を見て島から逃げ出し官僚OBにQ#Purgeの事を話したんじゃ。じゃが初めは誰も儂の言う事を本気にはせんかった」
博士はデスクの引き出しから分厚いファイルを取り出した。
「暫くして、政治家や大企業の会長、社長、重役達の不審死が起こり始めた」
「不審死?」
博士が開いたファイルには多数の新聞記事の切り抜きが整然と貼り付けられている。
「表向きの死因は皆、心臓発作になっておったが調べてみると全員、腹上死で、その影に妖しい美女の姿が浮かんできた」
「妖しい美女?改造女子?」
正義は切り抜きを見ながら呟いた。
「そうじゃ。改造女子の仕業じゃった。Q#Purgeが動き出したんじゃ。多くの犠牲が出て、やっと一部の官僚OBが儂の言う事を信じ始めた」
博士はバタンッとファイルを閉じる。
後悔の念に駆られたのか申し訳なさそうな表情になる。
「悩める女性を共に救おうとか言って、言葉巧みに儂に近づいてきた。潤沢な開発資金を見せられて、とにかく人工膣を完成したかった儂は浅はかにもQ#Purgeの申し出に飛び付いてしもうたんじゃ」
博士は悔しそうに唇を噛んだ。
「どこから持ってきたのか、Q#Purgeの資金力は強大で金は使いたい放題じゃった。人工膣もすぐに完成し、形状記憶流体金属の精製と人工膣の生産ラインも完備されて人工膣はヴァギリングという名で量産されていったんじゃ」
博士の声が震え出す。
「Q#Purgeの研究所は離れ小島にあってのぉ、儂は軟禁状態じゃったが好きな研究を自由にできる環境に満足しておったが、ある時Q#Purgeの恐ろしい計画を知ったんじゃ」
博士の握った拳も声に合わせて震える。
「あろうことか、Q#Purgeはヴァギリングを埋め込んだ改造女子を使い政財界の大物や関係者をハニートラップにかけ性的虜にして日本経済を牛耳ろうと画策しておった」
興奮が絶頂に達した博士は、バンッとデスクを叩く。
「儂は隙を見て島から逃げ出し官僚OBにQ#Purgeの事を話したんじゃ。じゃが初めは誰も儂の言う事を本気にはせんかった」
博士はデスクの引き出しから分厚いファイルを取り出した。
「暫くして、政治家や大企業の会長、社長、重役達の不審死が起こり始めた」
「不審死?」
博士が開いたファイルには多数の新聞記事の切り抜きが整然と貼り付けられている。
「表向きの死因は皆、心臓発作になっておったが調べてみると全員、腹上死で、その影に妖しい美女の姿が浮かんできた」
「妖しい美女?改造女子?」
正義は切り抜きを見ながら呟いた。
「そうじゃ。改造女子の仕業じゃった。Q#Purgeが動き出したんじゃ。多くの犠牲が出て、やっと一部の官僚OBが儂の言う事を信じ始めた」
博士はバタンッとファイルを閉じる。