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第6章 ぶきっちょ

私は瑛士君の腕の中にいた。


瑛士君が私の事を好きだって言ってくれた。


両想いだったんだぁ…


ずっと嫌われてると思ってたのに。


瑛士君の好みのタイプなんて調べる必要なかったよね…。


あんな事がなかったらもっと早くこんな遠回りしないで付き合えたのかな？


｢私……ずっと瑛士君に嫌われてると思ってた…｣

｢嫌いだったらずっとこんな近くにいねぇよ……｣

瑛士君は小さい頃の事を話してくれて小さい頃から想ってくれてた事がわかった。

みんな私の為にしてくれてたんだぁ…

そう思うと嬉しくてまた涙が出てくる。

｢あﾞー…俺、結局愛依の事泣かしてる…｣

｢ふｩｯ…ごめｯ…嬉しくて｣

これから仲良くお付き合い出来るかな…。