この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幼馴染と発情期
第7章 だってお姉さんだもん
入学式が終わって駿君の家で、お夕飯を兼ねてうちの家族と軽く入学のお祝いをした。
「もー!今日駿君の事探してたらいきなり新入生代表挨拶してるんだもん!ビックリしちゃった…なんで教えてくれなかったの?」
「ごめんごめん、麻子(アサコ)の事驚かせようと思って…それ新入生代表挨拶したの麻子と勉強したところがピッタリ出たからよく解けただけでたまたまだよ」
「あ!また麻子って呼んだ!前はあさちゃんだったのに!駿君可愛くない!」
「麻子!駿君も、もう高校生なんだから可愛くなくていいでしょ?こんなカッコ良くなったんだからいいじゃない!」
大学生のお姉ちゃんがそう言って割って入って来た。
「そんなの関係ないよ…」
駿君が成長するのは嬉しいけど、なんだか寂しいような気もした。
「“あさちゃん”、また学校一緒に行って良い?」
駿君は私の顔を覗き込んで笑顔でそう言った。
「うん!じゃあ、これから駿君の分もお弁当作るね!あと学校で何か困った事あったら先輩の私に何でも聞いて!」
「お弁当作ってくれるんだ!ありがとう、すごい心強いよ」
「えー?麻子、お弁当作れるの?いつもお母さんが作ってるじゃん」
「作るの!今年からは自分で作ろうと思ってたんですー」
よし!今度からは同じ学校の先輩だし、頼れる先輩にならなくちゃ!