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幼馴染と発情期
第7章 だってお姉さんだもん
そんなに人多いのかぁ…
私は余裕を持って開けていた自分のスペースを狭めてギリギリまで前に詰めた。
スリスリ…
あれ?
なんか…お尻のところ変…
これって…痴漢…?
嘘でしょ?1年間通ってて今まで痴漢にあった事なんてなかったのに…
騒いでみっともないところ駿君に見せられないし、それになんか…怖い…
スカートが少しずつ上がってスカートの中に手が入って来る。
怖くて震えが出てきてしまう。
「…ぁ」
どうしよ…パンツ引っ張られてる…駿君にバレないように平気なふりしなくちゃ…
グイッ
「…やっぱり麻子がこっち来なよ。」
駿君はそう言って私の後ろのおじさんを押し退けて場所を入れ替わった。
「駿…く…えっと…」
もしかして駿君気付いたのかな…?
駿君はしっかりと私の事をおじさんからガードしてくれているみたいだった。
すると耳元に駿君の唇が近付いた。
「…平気?」
「………うん」
「震えてるよ?手握っておこうな」
キュッと手を握ってくれて、そうしてもらうと安心して震えも止まっていた。
先輩なのに…失敗しちゃった…。
私がしっかりしないといけないのに。