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幼馴染と発情期
第7章 だってお姉さんだもん
駿君はその後痴漢について何も言わなかった。
しかし…駿君があんな近くで手握ってくれるなんて…朝からドキドキさせられてしまった。
なんとか先輩の立場を挽回しようと思い、学校に着いたら教室まで送ってあげた。
「あ!忘れる所だった!駿君、これお弁当ね」
「あぁ、ありがとう」
すると駿君が私のお弁当の袋も一緒に取り上げた。
「これは私のだよ!」
「知ってるよ?」
「何で取るの!?」
「麻子のも俺が持ってないと、クラスの人と食べるでしょ?」
「え?どういう事?」
「一緒に食べないの?」
「食べる!食べていいの!?」
「俺はそのつもりだったよ」
「本当!?じゃあ、お昼また迎えに来るね!」
私はウキウキで自分の教室に戻った。
しまった…犬がご飯に喜んで飛びつくみたいな反応しちゃった…。
もっと大人の余裕みたいの見せないと駿君に気持ちバレちゃうじゃん!