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幼馴染と発情期
第7章 だってお姉さんだもん
なんか…さっきから駿君があんまり喋ってくれない…。
もしかしてお弁当美味しくなかったかな?
「駿君?…お弁当口に合わないかな?」
「そんなわけないじゃん、俺おばさんの料理好きだしコレもすごい美味しいよ」
駿君は私が作ったハートの形にしようとして全然ハートの形にならなかったイビツな形のミニハンバーグを示した。
お母さんが作ったおかずと私が作ったおかずをちゃんと見分けられてる…
駿君はあっという間に完食してしまった。
「うーん…じゃあ、駿君元気ないのかな?風邪じゃないよね?」
駿君のおでこに手を当てると、その手を握られて外される。
「…麻子、結構男とココで昼ご飯一緒に食べたりすんの?」
また急に名前の呼び方を変えてきた。
そういえばいくら幼馴染みでも中学時代の事とかあんまり知らなかった。
休みの日にお姉ちゃんを交えてたまに遊んだりしたけど、学校での事はお互い全然知らない。
本当はずっと駿君の事好きだったから他の男の子に興味なくて彼氏なんか出来た事ないけど、ここは経験豊富みたいな顔して大人の余裕を見せ付けなくちゃ!
「そ、そう!えーっと…最後にここで食べたの誰とだったかな?いっぱいいて覚えてないなー」
「ふーん…そうなんだ?麻子って結構経験豊富なんだな」