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幼馴染と発情期
第7章 だってお姉さんだもん



駿君は下駄箱のところで私が課題を提出してくるのを待っていてくれた。

「駿君…お待たせー…」

「お、じゃあ帰ろうか…あれ?なんか元気ない?」

「ううん!そんな事ないよ」

さっき聞いた事で頭がいっぱいになっていた。

いつも通りにしないと…。

電車に乗って最寄り駅から家に向かう。

駿君が頭良い事自分でちゃんと確かめよう…

「駿君!」

「ん?」

「今日駿君のお家行っていい?」

「いいよ、昨日父さんが出張先で買ってきたお菓子あるから食べよう」

「え!?本当!?おじさん買ってくるお菓子好きー!」


ハッ…また小さい子みたいな反応しちゃった!

お菓子でテンション上がるなんて…。

駿君のお家に着いて駿君のお部屋で駿君がお菓子を持ってきてくれるのを待つ。

今日はおばさんもパートみたいで家には誰もいなかった。

駿君が戻って来てテーブルの上にお菓子とバナナオレが置かれた。

バナナオレは私の大好きな飲み物で駿君のお家に来ると毎回出してくれる。

「わぁ!美味しそう!食べていいー?」

「どうぞ?」

私はお菓子にかぶりついた。

「んー!モチモチしてて美味しいー!中チョコだぁ」

すると隣に座っていた駿君は私の頭をポンポンと撫でた。

「なにー?」

「いや。昔と変わらなくて可愛いなと思って」

「ハッ!違っ!えーっと…どういう反応すれば大人っぽくなるんだっけ…」

美味しいお菓子のせいで駿君にお姉さんぶれないー!



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