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幼馴染と発情期
第7章 だってお姉さんだもん
「そうだ!駿君!中学の時の成績表見せて!」
「…なんで?」
「確かめたいの!」
「……どこにしまったかわからないから」
隠してる…。
なんで頭良い事隠すんだろう?
そういえば前に駿君の中学の卒業アルバムを見たときに成績表が挟んであった。
あの時はアルバムの方に気を取られてて成績表なんて見なかったけど確か全部あった気がする。
「卒業アルに挟んであったよね?ここだ!」
私は駿君の部屋の本棚の1番端の卒業アルバムを取ろうとすると駿君に腰を引き寄せられて阻止される。
「見なくていいよ。それに何確かめるの?」
「駿君と中学の時同じクラスだったっていう男の子に聞いちゃったの!駿君本当はすごく頭良いんでしょ?」
「そうでもないよ」
「何で嘘吐くの!?本当は私より頭良いのに!わかった!私が勉強教えてる時、実は心の中で馬鹿にしてたんだ…勉強出来ないのに教えてて空振りしてる私の事見て…面白かったの?ふウッ…」
自分で言ってて悲しくなって涙が溢れてきてしまう。
「違うよ。麻子…こっち向いて?」
駿君に引っ張られて駿君の方を向くとポンポンと頭を撫でられて、指で涙を拭ってくれる。