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幼馴染と発情期
第9章 罰ゲーム


「確かこの辺にあったんだよなー…あんな電気いつ点けるんだよって話した記憶がある」

智也は片方の手はちゃんと繋いでいてくれて、壁のスイッチを探した。

パチッ

「あった!」

すると、倉庫の奥の電気が点いて薄暗いけど真っ暗よりは全然マシだった。

でも…やっぱり朝誰か来るまで待たないと出られないかな…。

いつもなら2人の時でもたくさん喋るけど、私達は黙っていた。

…う…おトイレ行きたくなっちゃった…。

時間見られないけど朝までまだまだだよね…朝まで我慢しなくちゃいけないんだ…。

意識すると余計行きたくなってしまう。

「…なぁ?何もする事ねぇし…ゲームしない?」

「ゲーム?どんなの?」

黙って座ってるよりも気が紛れるかもしれない。

「簡単なゲームだよ。ジャンケンで負けた方が勝った方が命令する罰ゲームをやんの」

「ジャンケンで勝負するの!?いいね!ルール追加して良い?」

「いいよ?」

「命令する罰ゲーム1勝負につき一個ね?」

「わかった」

ジャンケンだったらもし一回目負けても何回かやれば勝てるし、智也に命令出来る!

それで恥ずかしい罰ゲームさせるんだ…。

そんな事を密かに考えた。
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