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第1章 いじめっこ

私は保健室に連れて行かれた。


どうしよう…


新太君…学校退学とかになっちゃったら…


「ふうぅｯ……先生ぇ…新太君に会いたい…」

「今他の先生達が話聞いてるから…」

「お願いします…ふえぇｯ…新太君に会わせてください」


私は先生の静止を振り切って職員室に走った。


すると、職員室の外で田部君と他の男子達の親が来ていて、泣き崩れている人や田部君はお父さんらしき人に殴られていた。


私は動けなくなっていた。


この事うちのお母さんにも伝わってるかもしれない…。


こんな事知られたくない…


「…菜々。こんな所でなにしてんだよ？」


新太君が職員室から単身で出てきて私のところにやってきた。


「あ、新太君…ふえぇｯ…」


新太君に抱きついた。