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幼馴染と発情期
第11章 ごぴー
恐らくタカも俺と同じだろう。
「じゃあ、ヒロにも言っておいて!当日俺が車出すから参加しないとかなしだからな!」
「わかったよ」
タカは詳細を話したら帰って行った。
そうか…リアも来るのかぁ。
弟達の恋の行方を見守ろうとは思っているけど、一度は好きになったリアが来ると思うと少し楽しみだった。
幼馴染み全員が集まるのも久しぶりだし、リアが来るってわかればヒロも喜んで参加するだろう。
その日の夜。
ヒロが帰って来てすぐにその話を伝えた。
帰って来たヒロは心なしか疲れているように見えた。
「それ泊まりか?」
「別荘らしいからそうだよ?一泊だけど」
すると、ヒロは少し元気な顔を見せた。
「行くに決まってんじゃねぇか!よっしゃ!」
「あ、あとリアも呼ぶんだって。良かったな?」
「……は?」
ヒロの表情が一気に暗くなった。
あれ?
「久しぶりに幼馴染みのメンバー集めるってノブが張り切ってたよ」
「いや…リアは…女の子だし…女の子1人で別荘は…アレじゃね?」
「今更!?当然リアはちゃんは部屋別だよ!急にどうした?あ…もしかしてヒロ、リアにフラれたりして気まずいとか?」
「フラれてねぇよ!フラれてねぇけど…」
「けど?」
「なんでもねぇ…母ちゃん!腹減った!」
何かあったのだろうか?