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幼馴染と発情期
第11章 ごぴー
この食材だとカレーだな…。
定番メニューだけど、男四人もいるからおかわりも何度も出来るし、一番無難だろう。
カレーの具を煮込んでいると、なんと珍しい事にリアがやってきた。
「タカ君っ、何作ってるのぉー?」
「カレーだよ」
「わーい!タカ君のカレー美味しいからリア大好きぃ!」
リアはそう言って俺の横にピッタリくっ付いてきた。
「…リア…あのさ、そうやって誰にでもくっ付くのもうそろそろ止めておいたほうがいいよ」
「えぇ…なんでぇ?」
「なんていうかさ…みんな勘違いするし、少なくともあの中にもリアの事好きな奴いるし好きな子が自分以外の男にくっ付いてるの見たら嫌な気分になるだろ?」
「…でも…リア…みんな大好きなんだもん…」
そうか…リアは小さい時と変わらないんだな…。
「ごめん…リアが悪いわけじゃないよ。でも、小さい時と同じじゃいられないからさ…わかってやって?」
「…小さい時と変わるのぉ?」
「あぁ、そりゃあもうリア達だって高2だし…」
「じゃあ…タカ君のキス///…小さい時と変わるー?」
「え……覚えてた?」
「覚えてるよぉ///リアのファーストキスだもん」
うわ…覚えてたんだ…。
すると、リアは俺が羽織っているパーカーをキュッと掴んだ。
「…タカ君のキス///…どうやって変わったか教えてぇ?」
リアは俺に掴まりながら背伸びをして、唇を近付けてくる。
俺は…それを拒めなかった。