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幼馴染と発情期
第12章 思い出のアルバム


アルバムを捲ると、当時近所に住んでいたお姉さんの結婚式に行った時の写真が貼られていた。

お姉さんが優しくてわざと私の所にブーケを投げてくれて、そのブーケを嬉しそうに抱えて拓と手を繋いで写っている。

確かこの時、お嫁さんにしてねって拓に言ったら拓がいいよって言ってくれて喜んでる時に撮ってもらった写真だ。

本当…小さい頃は良かったなぁ…

その写真を見ていると、拓がアルバムを覗き込んで来た。

「この写真懐かしいよねぇ…覚えてる?この時……」



一瞬何が起きてるのかわからなかった。

やけに拓が近くにいるなぁくらいにしか思ってなくて…


拓とキスしてた…


「あ…え?」

拓は黙ってアルバムを閉じて取り上げた。

今…キスしたんだよね!?

私は動揺して立ち上がった。

「あの!えっと!おトイレ!…ヒャッ…」

すると、拓に引っ張られて拓のベッドの上に押し倒される。

「…えっと…拓?」

「…黙れよ」

「ごめ…あの静かにするから…ンッ」

また拓と唇が重なった。

なんでー!?

私が勉強中にうるさくしたから?

そんなのいつもの事なのに…あ…いつもうるさいからか!謝ってるのに…

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