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幼馴染と発情期
第12章 思い出のアルバム

拓と初めてエッチをしてから2年が経った。
私達は同じ高校に進んで、それで…エッチもほぼ毎日のようにしていた。
そして、二年になってクラスが分かれてから私達の習慣に一つ増えた事がある。
朝。
いつものように一緒に登校して、私の教室まで送ってくれる。
そして、別れ際に拓はキスをしていく。
その後何も言わないで、行ってしまう…。
「千香(チカ)ー!また今日もラブラブっぷり見せ付けてぇ!」
「もはや名物だよね」
「もう!拓と付き合ってないの知ってるくせにっ!」
「っていうか付き合ってるのと今の状態と何が変わるの?もう付き合ってるって思い込めばいいじゃーん」
それはその通りだった。
朝も一緒に登校して、お昼休みも一緒に過ごして、帰りも一緒に帰って…放課後一緒に何処か行ったりエッチしたり…もし、付き合ってる状態でも多分変わらないと思う。
「でも…前に告白断られたんだよ?」
しかも、すごく嫌そうな顔されたし…。
もう一生自分からは言えない。
「何で断られたんだろうね?毎朝、うちのクラスまで来てキスしていくのだって千香に他の男寄せ付けないようにでしょ?」
「うそ!?そうなの!?」
「何であんたがわかんないのよ?」
「私も絶対そうだと思う!拓馬君って怖いからあんなキスしてるところ見たら男子達は誰も千香に手出そうなんて思わないもん!」
「そんな!拓は怖くないよ?」
全然喋らないし、いつもムスッとした表情をしているせいか拓は前からよく誤解される。

