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幼馴染と発情期
第12章 思い出のアルバム

間島君の言葉を聞くと拓は今度はこっちに来た。

そして私の腕を引っ張って教室を出た。

人気の少ない所までくると拓が口を開いた。

「……俺が断ったっていう告白…いつした?」

「え!?…えっと…初めてシた日…」

私は小さい声でそう言った。

「……好きだとか言った?付きあうとか言ってただろ」

「好きって言ってないけど…拓…俺達はそんなんじゃねぇだろって言ったもん!」

「そんなんじゃねぇからそう言ったんだろ…」

「ほら!断ったじゃん!」

すると、拓は目を細めた。

「……子供の時…俺の嫁になるって言ってただろ…」

「へ?…言ったよ?」

「…俺の答え忘れたのか?」

「いいよって………えぇ!?ウソ!アレ!?だって小さい頃の思い出かと…」

「………ごめん…………俺が勝手にずっと本気にしてただけだから…」

拓はそう言って自分の教室の方へ行こうとした。

「拓っ!待って…手の傷…」

「……付いてくんなよ」

拓に初めて手を振り払われて私はショックでそれ以上拓についていけなかった。

それより…私最低だよ…。

じゃあ、拓がいつも一緒にいてくれたのも、エッチするのもお嫁さんにしてくれるつもりだったからって事だよね…。

拓がいい加減な人じゃないなんて私が一番知ってたはずなのに。



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