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幼馴染と発情期
第14章 フェチ♡


俺はやってしまったと思い、その場にしゃがみ込んだ。

「そうだよねぇ!清司は地味子より私みたいに可愛い子が好きだもんねぇ!」

「清司…今のはちょっと言い過ぎじゃね?」

「多分春花ちゃんに聞こえてたよな…いつも弁当届けてくれてんのにあれはマズイだろ」

「…わかってるよ………」

ごもっともな意見だ…。

いくら春花が可愛い事に他の男達が気付いたからって焦り過ぎて、思ってもない事を言ってしまった。

後で謝りに行くか…。


昼休み。

俺は昼休みに入るとすぐに春花の教室に向かった。

すると、春花は前の時間の教科書とノートを開いていて朝一緒にいた男とまだ勉強をしていた。

「春花」

「へ…せいちゃん…?」

春花と一緒にいる男もこちらを向いて、邪魔するなと言わんばかりに睨んでいる。

感じ悪い野郎だな…

「勉強中にごめん…少しいいか?」

「…うん?…えっと…あ」

ガシャッ

春花が席を立った拍子に机の横にかかっていた袋を落とした。

アレ?あの袋って…

それに気付くと春花はパッとその袋を自分の後ろに隠した。

「それ…いつも俺の弁当入ってる袋?今日、弁当作れなかったって言ってたんだけど」

「あの…これは…おばさんが……その…やっぱり急いで作ったって…さっき渡せば良かったんだけど…ごめんね…」

春花は俯きながら俺に弁当の袋をくれた。

あぁ…そうだ…さっき俺があんな事言ったから…。


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