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幼馴染と発情期
第14章 フェチ♡


「春花…あのさ…朝俺が廊下で言ってたこと…聞こえてたよな…」

「……あの…私気にしてないから……せいちゃんいつも可愛い子といるから…いくら幼馴染みでも私みたいな子と関わりたくないのわかるもん…」

!?

俺がいつ春花以上に可愛い子といた事があるんだ?

「そんな事思ってねぇよ…朝言った事も本心じゃないから…なんっつーか…友達が春花の事思ってた以上に見てて俺…それに焦ってさ…」

「え…?」

「と、とにかく!本当にごめん!弁当もありがとな…」

「おい、そろそろいいか?俺たちまだ勉強中なんだよ」

俺と春花の間にあの野郎が割って入って来る。

「はいはい、もう要件済んだんでどーぞ」

昼休みだっていうのに面倒くさい野郎だな…

「せいちゃん…わざわざありがとね」

「あ…あぁ…」

久しぶりに春花が微笑んだ所を見た。

やっぱ……可愛いなぁ!

俺は良い気分で弁当を持って自分の教室に戻った。


「今日も愛妻弁当あったんだ?」

「愛妻弁当じゃねぇって…」

そう言いながら弁当を開けた。

いつも手抜き料理ばかり作る母親が唯一手を抜かずに作ってくれる弁当。

今日は急いで作ったって聞いたから絶対手抜きだと思ったが…いつも通り完璧だった。

家では人の目がないから手抜きだけど、弁当は周りの目があるから見栄を張って手を抜かずに作ってくれてる……と、思っていたが何だか違和感を感じた。

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