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幼馴染と発情期
第15章 王様と私


夜になり、夕食を終えた後の事。


「1日の仕事の流れは理解できたか?」

「はい…あ、あの…私…ただのメイドの身なのにアラン様とお夕食も同じで…いつもよりお仕事をほとんどしてないように思えます…これでお給料いただくのは申し訳ないです…」

「あ?その分他の奴等より労働時間長いからそんな事気にしてんじゃねぇよ…それにまだ今日の仕事終わってねぇぞ」


アラン様は顔をしかめてそう言った。


「え?」

「風呂だ」

「お、お風呂…ですか!?」

「なんだよ?なにか問題あるのか?」

「い、いえ…」

「俺は先に入ってるから準備して来い」


そう言ってアラン様は行ってしまった。


お着替えでさえあんなに緊張するのに…お風呂なんて…。


私は急いでアラン様のお着替えとタオルを準備してお風呂へ向かった。


到着すると、アラン様はもう服を脱いでバスルームに入っていた。


「し、失礼致します…」


中に入るとアラン様は泡のお風呂に身を沈めていた。
すごく緊張して動きが止まってしまった。


「早く俺の体洗えよ。」

「は、はい!」


私は緊張しながらもアラン様のお体を洗っていく。


「…おい。この辺洗えてねぇぞ」

「え…キャッ」


突然腕をグイッと引かれ、私は服のまま上半身半分が浴槽に浸かってしまった。


「わ…あ…あの…ごめんなさいッ…」


急いで浴槽を出ようとすると、アラン様は私の腰に手を回して私は完全に浴槽の中に入れられてしまった。
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