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幼馴染と発情期
第15章 王様と私

俺は王になり、やっと権限を利用してエマを自分の傍に置けるようになった。
昔、エマが城に来た頃は俺と遊ぶのが仕事として毎日遊ぶ事が出来たが、成長するにしたがってそうはいかなくなった。
そもそも、エマがここで働くように持ちかけたのは俺だ。
俺の目に届かない場所の仕事をさせるなんて気に入らねぇ。
王になる前、俺の専属はエマにやらせたいとずっと言っていたが、希望はなかなか通らなかった。
俺は反抗して今まで専属をつけなかった。
そして、すべての権限を自分で持った今。
俺はエマを専属メイドに指名した。
簡単に事が決まり、嬉しくなって夜にもかかわらず、今も変わらずに住んでいる城の最上階の部屋にいるエマに報告しに行った。
エマの部屋に行くとエマはすでに眠っていた。
「…なんだよ…もう寝てんのかよ」
俺はエマのベッドの脇に腰を下ろしてエマの寝顔を見る。
長い事会ってなかったが…エマってこんなに綺麗な顔してたんだな…。
昔から可愛いとは思ってたが、めちゃくちゃ俺好みに育ってんじゃねぇかよ…
「…エマ…もう俺の物だからな?ぜってぇ離さねぇから覚悟しろよ」
そう寝顔に話し掛けて、エマのベッドに入り込んでエマを抱き締めた。
そのまま眠ってしまって気付けば朝になっていた。

