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幼馴染と発情期
第15章 王様と私
深夜。

腕の中でもぞもぞと動かれて、それで目が覚めた。


「……アラン様ぁ…こんなの…困ります…」

「…………あ?エマ!おまッ…このクソ寒いのにあんな所で寝てんじゃねぇよ!」

「だって…アラン様が…」

「そんなに俺のベッドで寝るのが嫌か?」

「そういうわけでは……」

「じゃあ何だ?そもそも俺の事自体が嫌いか?」

「ちが…………ふぇッ」


エマは泣き出してしまった。


「はぁ!?ダァ!なんだってんだよ?ほら、泣くなよ…」

「ふぅッ………アラ……ン様の……お傍で働けなくなるのが嫌なんです……ヒック」


どういう事だ?
とりあえずどうしていいかわからず、エマを抱き締めて頭を撫でる。


「何かよくわからねぇけど…俺がエマの事手放すなんてしねぇから約束する。安心しろ。昔から俺が約束破った事なんかないだろ?」


そう言うとエマは小さく頷いた。


「…ヒック…私…お風呂入ってきます…」


エマはそう言って俺の腕から抜け出して、俺が脱がした服を着て部屋を出て行った。


っつーか俺の風呂使わねぇのかよ…。


それにしても、エマは俺の専属メイドが出来なくなるのが嫌って事は少なくとも俺の事嫌ってるわけじゃないんだな。


俺はエマが戻ってくるのを待った。


多少横暴ではあるが、小さい頃から欲しくて欲しくて堪らなかったエマをようやく自分の傍に置くことが出来たんだ。


そう簡単に手放すかよ…。


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