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幼馴染と発情期
第16章 俺とお姫様



4、5人の足音と鎧を着て、動く時に出る独特の金属が擦れる音が聞こえる…。


こんな森に鎧を着た奴らのが歩いてるなんて妙だ。


俺は地面が段差になっている場所にサラを抱きかかえて隠れた。


サラは心配そうな顔で俺を見ていた。俺は心配させないようにサラを抱き寄せる。


それからすぐに俺達のいるすぐ近くを、鎧を着た男達が通り過ぎた。


「しかし、うちの王も悪魔のようだ…あの国を乗っ取るのに国全体に奇襲をかけようなんて」

「俺達は森に逃げ込んできた奴らの始末だろ?逃げて来るのは、女子供くらいしかいないだろう。楽勝」

「良い女が逃げ込んできたらみんなで姦すのもありだな」


まじかよ…って事は…今頃国は奇襲されてるのか?


どうする?


まずはサラを守りきらねーと。今の連中が向かった先と反対に例の秘密基地がある。


外からはそこに人が入れるのかと思うような造りになっている為、ここにいるよりは安全なはずだ。
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