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幼馴染と発情期
第16章 俺とお姫様
ジャンは最後まで私の事を守ってくれた。
剣も鎧も何もなかったのに、両方とも持っていた相手5人に立ち向かって、ジャンは本当に勇敢でとても強かった。
治療が終わってからジャンが目を覚ますまで私はジャンの手を握って何度もジャンを呼び続けた。
そしてジャンが目覚めてくれて、ホッとした。
その日の夜。
昼間の事もあり、眠れない。
私は枕を持ってジャンのいる部屋に向かった。
コンコンッ
「…ジャン?寝てる…?入るよ?」
そっと部屋に入るとジャンは額にたくさんの汗をかいて苦しんでいた。
私はすぐに駆け寄る。
「ジャン!?大丈夫!?あ…痛み止め切れちゃった?」
「ッ……クッ…」
私は急いでベッドの横に置いてある痛み止めの薬をジャンに飲ませようとした。
しかし激痛のせいで、もがいてしまってジャンはなかなか薬を飲んでくれない…。
「ジャン…お願い!飲んで!」
これじゃあ口に薬入れても飲み込めないよ…。
今度は私がジャンを助けなくちゃ