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幼馴染と発情期
第16章 俺とお姫様



私は自分の口に水と薬を含んで、両手でジャンの頭を押さえた。


そしてジャンと唇を重ねて口移しで薬を飲ませた。


ジャンは驚いたみたいで、口の中に薬が入った瞬間に飲み込んだ。


これで薬が効いてきたら楽になるはず。


「お医者さん呼んでくるね」


そう言って行こうとするとグイッと腕を掴まれた。


「………ハァハァ…行くなよ…ッ……」


そんな事言われて部屋を出て行くわけがない。


しばらくの間、ジャンは掴んだ手を離さなかった。


痛み止めが効いてきた頃に、ジャンの手は離れてしまう…。


「……お薬効いてきた?」

「……あぁ…情けない所見せちゃったな…」

「ううん!そんな事思ってないよ」

「…一つ頼み事していい?」

「何?」

「添い寝して…サラがそばにいれば安心して眠れる気がするんだ」


添い寝…元々一緒に寝るつもりで来たけどいざ頼まれると、ドキドキする…。


「……うん///…お邪魔します///」


私はベッドの中に入り込む。
ベッドに入るとジャンは私を抱き締めた。


どうしよう…ドキドキしてるの聞こえちゃう


「………痛み止め切れたらさ…サラとまたキス出来るか?」

「え?……何言ってんのー!バカぁ!」

「無条件でお姫様とキスするのは難しいだろ?」

「したいのー?」

「したい」

「ジャンだったら…いいよ///」

「よっしゃ」


ジャンはゆっくりと唇を重ねてくれる…。



そして、角度を変えて何度もキスをした。
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