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幼馴染と発情期
第16章 俺とお姫様


サラを抱き締めようとした瞬間にハッとした。

俺、今仕事中だった…


「よし!もう少ししたら一緒に暮らそう!今日はとりあえず寝よう!寝てる間は警備してるから」

「じゃあジャンも一緒に寝よー?」

「ダメだって」

「ねー!本当に警備のお仕事でジャンの事呼んだと思ってる?気付いてよ…」


突然泣き出しそうになるサラを俺は抱き締めようとした。

「あ!」


俺は急いでサラから離れる。


「どうしたの?」

「俺仕事終わってすぐにここ来たから汗臭いんだった」

「気にしないよ?ジャンの匂い好きー」


泣きそうだったサラの顔はもうにっこりだ。


「俺が気にするんだよ!汗臭い体で一国の姫を抱き締めるなんて」

「もー!じゃあお風呂入って来てよ!サラのお部屋の使っていいから」

「いや、でも俺警備中だし…それに」

「いいから!何かあったらすぐに呼ぶ!サラ姫からの命令ー!」


サラにグイグイ押されて俺は部屋の風呂に入る事になった。
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