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幼馴染と発情期
第17章 王様のメイドさん

しかし、そんな考えは自分が17を迎え、王になり隣りの国でも最近王になったアランと話してあっさり変わった。
「何?専属のメイド付けたのか?今までそんなの付けた事なかっただろ?」
「ずっと専属のメイドにしたかったメイドがいてな…」
「…もしかして、そのメイドの事好きなのか?」
多分あの小さい頃からアランの城で住み込みで働いてるあの子だろうな…。
最近は見ていないけど小さい頃はアランがどこに行くにも連れ回していたのを見た事があった。
アランの相当なお気に入りのはずだ。
「な!?なんで…わかんだよ…」
「やっぱりな。いいのか?好きな子をそんな近くに置いてたら結婚する時ツラくないか?」
「俺はエマと結婚するつもりだ…本人にはまだ何も言わないけどな」
「メイドと結婚?お前、王族ならどこかの国の姫とかと結婚したりして国を大きくしようとか考えろよ」
「考えが古い!そんな方法以外だって国を大きくする方法なんていくらでもある。今、全ての権限は俺にある…これだけは譲らない」
アランの意志は固かった。
多分アランの気持ちは、俺にも本当に好きな子が現れない限りわからないかもしれない…
「エマの事紹介してやるよ。相当可愛いけど惚れんなよ?」
これは相当なベタ惚れっぷりだ。

