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幼馴染と発情期
第17章 王様のメイドさん
あの一件以来毎日上の空だ。
フィリップ王様へ想いが募ってしまった。
私は忘れようと今日の仕事のお風呂掃除を一生懸命やって、気を紛らわせる。
コンコンッ
ガチャ
「あ、いた。久しぶり」
「え…」
「アランからクロエが今日はここが担当って聞いたんだ」
来たのはフィリップ王様だ。
「ここの掃除終われば時間出来るだろ?」
フィリップ王様はそう言って手伝い始めた。
王様なのにお掃除手伝うなんて…
「フィリップ王様…いくら来ていただいても私はフィリップ王様の所でメイドは出来ません。」
「…相変わらずの返事か。この前わざわざ来てくれたからちょっと期待してたけど…やっぱりダメか」
するとフィリップ王様は突然私の手を握った。
「え…ちょ…」
「俺はとにかくクロエに一番傍にいてほしい。妻になってください」
「妻なんて……そ、そんな…私…。」