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幼馴染と発情期
第20章 お姫様のkiss
俺は城の近くの木にとまって、昼寝を始めた。
眠っていると、城の方が騒がしく音楽やらなんやら鳴り響いた。
祭か?
祭だったら食い物の宝庫だ!
俺はすぐに城の方へと飛んで行った。
近くの木に止まると、やはり結構カラスが集まっている。
「これ何の祭だ?」
「婚約の記念のお祝いみたいですね」
「ふーん…まぁいい。一番乗りで食いもん取るぞ!」
俺はパーッと、食いもんがある方に飛んだ。
すると、視界にティナ姫が映った。
その拍子に食いもんを取り損ね、俺は慌てて奥の木の枝に着地した。
「あ…」
ティナ姫は俺に気付いたらしく、にぎやかな所を抜け出して俺が、とまっている木の下に来た。
「カラス君?」
俺は地面に降りた。
「やっぱりカラス君だぁ、お食事盗みにきたんでしよぉ?」
ティナ姫は豪華なドレスを着ていた。
「ちょっと待っててねっ、今内緒で食べ物もらってくるからね」
ティナ姫はそう言って、食い物を取りに行った。