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幼馴染と発情期
第20章 お姫様のkiss
カカの巣を飛び出すと、東の森のデカイ木が目に入った。
あそこで願いが叶うのか…。
こうなったら、試してみようかな。。。
よし、試そう!
俺は真っ直ぐ例の木に向かって飛んだ。
ここを真上に行くんだったな…。
俺はどうしても人間になりたい。。。
そんな想いを胸いっぱいにして思いきり飛んだ。
しばらく飛んでいると、急に目の前が真っ白になり、光に包まれた。
やべぇ…やっぱり死ぬのか…。騙された…
「ザック…」
「んあ?ここ…天国か?で?あんた誰?」
そこには美人系の女がいた。
「私はあんたの願いを叶える女神」
なんかこいつ冷めてんなぁ…。
「願い叶えてくれんのか?」
「まぁ一応それが仕事だしね。願い事は?」
「俺を人間にしてくれ!」
「はいはい」
適当だなぁ…大丈夫か?
「あ、そうだ。簡単には人間になれないから。とりあえず一週間だけね?あんたクリスティーナ姫に惚れてるんでしょ?試練として、一週間以内にクリスティーナ姫からキスをしてもらったら完全に人間になれるから」
「うえ?かなり難関じゃね?一週間だろ?」
「ま、頑張って下さい」
「俺からキスしてもいいのか?」
「別にそこは自由だけど、人間になれるのはあくまでもクリスティーナ姫からのキスなので」
「わかった…」
俺は息を飲むと、またしても目の前が光った。