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幼馴染と発情期
第20章 お姫様のkiss
隣の国に行くと、城下町は皆の言う通りボロボロだった。
ティナ姫の国とはえらい違いだな…。
でも、何故だろう…どこか懐かしい。
「下手に王に会おうとすれば、俺達も牢獄行き決定だ」
「俺はとにかく、ティナ姫を助けられりゃあいいんだよ!さっさと行くぞ!」
「お前…もしかして妄想でティナ姫と付き合ってたりしてるのか?ティナ姫とお前が話す事なんてなかっただろうに物凄い熱意だな?」
兵士の男の情報によると、地下の牢獄にティナ姫がいるらしいからまずは城の中に入らないと話にならない。
「裏に兵士専用の入口があるからそこ行こう」
「何でお前がそんな事知ってんだ?」
「しらねぇよ!なんか知ってるんだから知ってるんだ!急ぐぞ!」
俺達は兵士専用の入口から城の中に楽に入る事が出来た。
中へ入り込んで、兵士達用の服が干されていて半渇きのまま俺達は拝借してそれを着ると城の中がばたついているのもあるが、全く気付かれる様子はなかった。
そして、地下の牢獄へと向かった。
疲れ果てても働かされているような顔をした兵士が牢獄の前に立っている。