この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幼馴染と発情期
第20章 お姫様のkiss
すると、ザック王様はカラスの首を掴んで、持ち上げた。
「ティナ姫、もう大丈夫だ!お前は焼き鳥にしてやる…あーっと…すまない…クリスティーナ姫様の城までお送り致します」
「……あ、ありがとうございます…ザック王様///」
あ…どうしよう…エドワード王子との結婚を控えてるというのに…私…ザック王様に胸がドキドキしてる…。
「クリスティーナ姫様…それと…」
「はい?」
「いや…何でもねぇ…じゃなくて、何でもございません」
王様って意外と言葉遣い悪かったんだぁ…でも、そんなのもいいなぁ…。
寝室を出ると、キースとエドワードが走って来た。
「お前らおせぇよ!」
「場所くらい教えろ!」
「あ、キース!このカラス羽むしって牢獄に鎖で繋いでおけ」
ザック王様はキースにカラスを投げ渡した。
「は!?なんだよこのカラス…それより、王様は!?」
「キース、この方が王様です…」
「……姫様またご冗談を!」
「本当ですっ!!」
キースは目を丸くした。
「お、俺はとんだご無礼を!!」
「俺だってさっきまで記憶なかったんだ、気にすんな!それにお前が無礼なんて一度も思った事はない。っつーか俺達ダチだろ?無礼も何もねぇよ!また、酒場行こうぜ」
そして、ザック王様は私とキースをお城まで豪華な馬車で送ってくれた。