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幼馴染と発情期
第20章 お姫様のkiss


すると、ザック王様はカラスの首を掴んで、持ち上げた。


「ティナ姫、もう大丈夫だ!お前は焼き鳥にしてやる…あーっと…すまない…クリスティーナ姫様の城までお送り致します」

「……あ、ありがとうございます…ザック王様///」


あ…どうしよう…エドワード王子との結婚を控えてるというのに…私…ザック王様に胸がドキドキしてる…。

「クリスティーナ姫様…それと…」

「はい?」

「いや…何でもねぇ…じゃなくて、何でもございません」


王様って意外と言葉遣い悪かったんだぁ…でも、そんなのもいいなぁ…。


寝室を出ると、キースとエドワードが走って来た。


「お前らおせぇよ!」

「場所くらい教えろ!」

「あ、キース!このカラス羽むしって牢獄に鎖で繋いでおけ」


ザック王様はキースにカラスを投げ渡した。


「は!?なんだよこのカラス…それより、王様は!?」

「キース、この方が王様です…」

「……姫様またご冗談を!」

「本当ですっ!!」


キースは目を丸くした。


「お、俺はとんだご無礼を!!」

「俺だってさっきまで記憶なかったんだ、気にすんな!それにお前が無礼なんて一度も思った事はない。っつーか俺達ダチだろ?無礼も何もねぇよ!また、酒場行こうぜ」


そして、ザック王様は私とキースをお城まで豪華な馬車で送ってくれた。
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