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幼馴染と発情期
第20章 お姫様のkiss
「そんな事なら全然構わないよ!兄上よかったね!」
「でも…いくら王様をお慕いしても、かなわないのも承知の上です…これだけお伝えしにきました。それでは…」
ティナ姫はそう言って立ち去ろうとした。
しかし、エドワードがすぐにそれを止めた。
「兄上!硬直してないで、ティナ姫に何か言って」
「あ…うあー…」
「ティナ姫ごめん、兄上こういう状況に慣れてないから…兄上が何も言わないなら俺がティナ姫をもらう」
エドワードはティナ姫の手の甲にキスをした。
俺はすぐに立ち上がり、ティナ姫を自分の方に引き寄せた。
「ティナ姫…俺もティナ姫の事初めて会った日から……子供の頃から気持ちは変わらずお慕いしています…」
「え…」
ティナ姫は驚いている。
俺はそんなティナ姫を抱きしめた。
俺は他の何よりも…今腕の中にいるティナ姫がずっとほしかったんだ。
しかし、ティナ姫は一国の一人娘…俺は長男であり、ここの王だ。
国が合併でもしない限り結婚出来ない。
俺の方がエドワードより後に生まれていれば何も問題はなかったというのに…。