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幼馴染と発情期
第22章 ひまりの恋人





「っ…ひまり!起きろよ!」

「zzz…ほゎぁ?……雅樹君(マサキ)君だぁ、おはようございます」


肩を揺すられて、目を覚ますと目の前に幼馴染みの雅樹君がいた。


幼馴染みの雅樹君と絢斗君は高校も一緒で、小さい頃からずっと仲良し。


「おはよ……///じゃなくて!こんな所で寝てるなよ!しかも、マルを学校に連れてくるな!」

「むぅ…マルもお花綺麗だったから来ちゃったんです」

「花が綺麗なのはよくわかったけど、こんな人気の少ない校舎の裏で一人で寝てたら危ないだろっ……マルは置いて、クラス分け見に行くぞ」

「はい♪」


雅樹君はそう言って、私の手を掴んで引っ張った。

私が立ち上がると、マルは私の膝からピョンと降りてサササッと走っていく。

すると、マルが走って行った先に偶然にも絢斗君が現れた。


「やっぱりココにいた」

「げ…絢斗…」

「あ、おはようございますっ、絢斗君もお花見に来たんですかぁ?」


絢斗君は足元に来たマルを抱き上げた。


「ううん、ひまりがいると思って来てみたんだ」

「へへ…みんなに居場所すぐバレちゃいますね///」

「ひまり、同じクラスだから一緒に教室まで行こうか」

「はい」

「え!二人同じクラスなのかよ!?俺は!?」

「さぁ?雅樹のは見なかったな。早く見に行きなよ、チャイム鳴るよ」

「クッ…」


雅樹君は、走って行ってしまった。






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