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幼馴染と発情期
第22章 ひまりの恋人
「ひまり、行こう?」
「…」
絢斗君はマルを降ろして、私の手を引いて歩いた。
「絢斗君…」
「ん?どうかした?」
「今度のクラス分けの時は、雅樹君のも見てあげてください…みんな小さい頃から仲良しなのに寂しいです…」
「ごめんごめん、そうだね…じゃあ、下駄箱の所で雅樹の事待ってよう?」
「はい♪」
絢斗君と下駄箱で雅樹君の事を待っていると、雅樹君は走ってやって来た。
「アレ!先行ってたんじゃないのかよ…」
「雅樹君の事待ってましたぁ、何組だった?」
「同じクラスだったけど…絢斗!クラス分けの紙俺とお前と名前前後じゃねぇか!絶対見てただろ!」
「全然気付かなかったなぁ〜、自分とひまりの名前しか目に入らなかったし」
「雅樹君…怒ってますか?」
「っ!?……お、怒ってない……」
「よかったぁ!今年も同じクラスよろしくお願いします」
今年もみんな同じクラスですごく嬉しいな。