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幼馴染と発情期
第22章 ひまりの恋人
そして、また雅樹君とキスをした。
「……ふふ///何だか…恥ずかしいですね…///」
「うん……///めちゃくちゃ嬉しいけど…めちゃくちゃ恥ずかしい///……あんまり遅くなるとひまりのお母さん心配するからそろそろ帰るか?」
「はい…///今度はちゃんとデートしようね」
「おう///……家まで送る…」
雅樹君の家を出て歩き始めると、手がぶつかって…そのまま私達は10年ぶりくらいに手を繋いて歩いた。
恥ずかしくて…黙って歩いてもうすぐうちに着きそうになった時だ。
「あれ?ひまりと雅樹?」
後ろから絢斗君の声が聞こえて、その瞬間に雅樹君は私の手をパッと離した。
どうして手を離しちゃったんでしょう?そうだ!絢斗君に見られたら恥ずかしいですよね///
「絢斗君、偶然ですね〜」
「……今二人手繋いでなかった?」
「…」
「雅樹君…見られちゃいました///」
「待って。何で手繋いで歩いてたの?……なぁ!雅樹、答えろよ!」
絢斗君は珍しく声を荒げてそう言った。
どうしてかわからないけど雅樹君に何だか怒っているみたいで、私は立ち尽くす事しか出来なかった。