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幼馴染と発情期
第23章 イケナイ関係



篤真も含めて部員達は先に部活を始めている。


一人でタオルを絞っていると、部室のドアが開いた。


「あ、追試終わった?早かったねぇ」

「さーえちゃん!」

「へ!?ひゃっ!?」


突然後ろからガバッと抱き締められてかなり驚いた。


抱き着いてきたのは…


あの“先輩”こと山崎(ヤマザキ)先輩だ。


山崎先輩はカッコいいけど、かなり軽い…。


中学の時は遠目からしか見た事がなかったので、知らなかったけど高校に入ってからサッカー部のマネージャーをするようになって仲良くなってからこんなに軽い事が判明した。

一応彼女はいないみたいだけど…いや、いてこんなに軽かったらそれはそれで問題だ。


「先輩!驚かせないでください!もう!離して!」

「釣れないなぁ、彩絵ちゃんは…彩絵ちゃん良い匂いだしずっと抱き締めてたいなぁ?」

「駄目です!離してください!」

「篤真に見られたら怒られるしな…いいなぁ、篤真は。こんな可愛い彩絵ちゃんから好かれててさぁ」

「先輩!それ禁句ですって!」


何故か先輩に私が篤真の事を好きだという事がバレている。



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