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幼馴染と発情期
第23章 イケナイ関係
「…彩絵、ちょっとこっち向いて」
「ん?…ふッ……ン」
篤真と唇が重なった。初めてのキス…。
一度唇が離れて目が合うと、私達は手を握って何度もキスをした。
きっとこのキスは一生忘れないと思う。
そして、合宿所に戻って食堂で夕飯を食べている時の事。
「今夜風呂の後体力残ってる奴は3年の部屋集合な!」
突然山崎先輩がみんなに向かって声を掛けた。
「何するんだ?」
「やっぱりさぁ、せっかくの夜だし王様ゲーム!」
「はぁ?花火とかじゃねぇの?」
「王様ゲームとか微妙…」
「文句言うなよ!女子マネ2人は絶対参加だからな!」
「いや、俺達は今夜ちょっと出るから無理っす」
あれ?そしたら、女の子私1人になっちゃう…
すると、篤真がすかさず声を上げた。
「男しかいない部屋に彩絵を連れて行きたくないので俺達もパスします」
「ハァ!?男同士で王様ゲームしてもつまんないじゃん!3年に貢献する気ないのか!」
「山崎、王様ゲームより夜の浜辺人集まってるっぽいし、そっち行こうぜ?なんか出会いあるかもしれないじゃん」
「マジ!?楽しそうじゃん!それ行こう!」
みんなが浜辺に行くって事は…もしかして、今夜は篤真と二人きりになれるってこと?